タバコはすい臓がんを起こすのか?

沖縄県知事の翁長さんがすい臓がんで亡くなった。

先日燃える闘将、星野仙一さんもすい臓がんで亡くなった。

すい臓がんは医者の間でもめちゃくちゃ恐れられている。

すい臓がんはどんながんなのか?

タバコとどのくらい関係があるのか?

予防することはできるのか?
早く見つけることはできるのか?

すい臓がんはどんながんなのか?

すい臓がんは手術が難しい

すい臓は、胃の後ろに隠れている臓器だ。

十二指腸に酵素を含んだすい液を分泌してタンパク質と脂肪を分解し、吸収を助ける。

血液中の血糖に反応して血液中にインスリンを分泌する。

地味な存在だが、非常に重要な臓器だ。

すい臓がなかったら生きていけない。

さらに、膜がしっかりしておらず、
とてももやっとした臓器だが、
作っている消化酵素は強力なのがやっかいだ。

どのくらい強力かというと、内臓が溶けるくらい強力だ。

すい臓がんの手術は本当に難しい。

すい臓から臓器を溶かすほどの酵素が出てくる。

臓器を溶かす酵素をだす器官の一部を切り取って元通りにくっつけるのだ。

くっつかせるのは至難の業だ。

すい臓がんの手術は軒並み十数時間に及ぶ。

ものすごく入り組んだところを手術するからだ。

手術が終わった後は、すい液漏れによる臓器が溶けることとの戦いだ。

ものすごく大変ながんであることは伝わるだろうか。

すい臓がんは見つかりにくい

すい臓がんは見つかりにくいのだ。

胃の後ろというのは場所が悪い。

空気がはいっている胃の後ろはエコーでは見えづらい。

小さいときに簡単に見つける方法がないのだ。

主要マーカーもすい臓がんの病勢を見るにはいいが、
早期発見には向かない。

そして、がんが小さいときは症状がでない。

見つかったときは手遅れがほとんどだ。

手術できる人はラッキーだ。

たいがいは、手遅れで手術はできない。

すい臓がんは抗がん剤でやっつけられるか?

淡い期待はもろくも崩れる。

当然ながら、すい臓がんはたちが悪く、
抗がん剤でコントロールできるようながんではない。

適応をとっている薬剤はあるにはあるが、
とっても効いて、きわめて長生きさせられるという薬はない。

みな、苦しみながら、治療のかいなく亡くなっていく。

これが現実だ。

すい臓がんをやっつける方法は?

がんは一般的に酸素やブドウ糖をたくさん要求するが、
すい臓がんは酸欠には強い。低酸素領域がある。

しかし、ブドウ糖要求は強く、
糖質制限をして、ケトン食にすると、
撲滅できるという情報もある。

必ずしも万人に効くわけでもなかろう。

すい臓がんを予防するには?

早く見つけて、小さいうちに芽を摘もうという発想はいまのところ無理だ。

すい臓がんを小さいうちに見つけられるという話は一般的でない。

小さいうちに見つけても、内臓をとかす消化液を出すほどの臓器は、
手術で決着をつけるのが簡単ではない。

それなら、すい臓がんにならない方法、予防をしよう。

どうすればいいのか?

すい臓がんのリスクファクターは、
タバコだ。

唯一確実なのはタバコだ。

タバコの中の発がん性物質が、
すい臓に発がんさせる。

だから、タバコと縁を切ることが、
すい臓がんを避けるもっともいい方法だ。

そのほかの要因は、糖尿病が関連ある。

しかしこれはすい臓がんによって、
インスリン分泌機能が落ちているという、
因果関係の逆転かもしれないのだ。

だから、糖尿病を予防すること自体は、
すい臓がんを予防することにはならないかもしれない。

慢性膵炎というのもある。
これはアルコールが原因のことが多い。

アルコールも膵炎を起こさない程度に控えめにしないと危険だ。

繰り返すが、すい臓がんを予防する確実な方法は、
タバコを避けることだ。

まとめ

星野仙一さんは喫煙者だったと聞く。
タバコによってすい臓がんが発生したのだと推測している。
享年70歳。

翁長知事は喫煙者だったかどうか不明だが、
すい臓がんによって70歳に届かず67歳で命を取られた。
さぞかし無念だろう。

すい臓がんは、治すことはおろか、
延命させることが難しいがんだ。

唯一わかっているのは、
タバコがリスクファクターだ。

タバコを吸うということは、
いつでもこの一番の難敵、
すい臓がんにかかるリスクが高いと、
覚悟を決めねばならない。

タバコは一刻も早くやめることをお勧めする。