加熱式タバコで重量による課税は不平等だ!

2018年6月12日

 

紙巻タバコよりも、
加熱式タバコのほうが税率が低い。

加熱式3つのなかでも、
プルームテックが格段に税率が低い。

なぜこんなことが起きるのか、
調べてみた。

現実に即していないいつものレトリックがわかった。
法律を使ったトリックかな。

加熱式タバコの税率はどういう状況なのか?

アメリカ部さんの記事できれいにまとまっている。

  • 従来の可燃紙巻きタバコの税率は63.1%

  • フィリップモリスのアイコス(IQOS)のヒートスティックの税率は49.2%

  • ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)のgloスティックの税率は36.2%

  • JTのプルームテックの税率は14.9%

松沢議員と麻生大臣、佐川さん、星野さんのやりとりも引用されていて、
キモの部分を引用すると、

紙巻きたばこにつきましては本数に応じた課税を行っておりまして、この一本の中には、葉たばこのみではなくて、例えばフィルターや紙の部分も含まれております。本数で捉えることが困難なパイプたばこにつきましては、紙巻きたばこ一本の重量、これがフィルターや紙も含めましておおむね一グラム程度であったことを踏まえまして、一グラムを紙巻きたばこ一本に換算して課税を行うこととしております。
 御指摘の加熱式たばこは、パイプたばこに区分をされております。今申し上げましたとおり、パイプたばこは、その重量一グラムを紙巻きたばこ一本に換算してたばこ税を課税することとされておりまして、現在販売されている加熱式たばこにつきましては、一箱当たり葉たばこの詰められているスティックですとかカプセル、これの重量を見て、この重量に掛けて税率を出している、税金を出しているということでございまして、例えばフィリップ・モリス社の製品アイコスの例ですと、これは十五・七グラム、それからブリティッシュ・アメリカン・タバコ社の製品グローの例では九・八グラム、JT社の製品プルーム・テックの例では二・八グラムと、各社の製品の重量が異なることから税額が異なっているということでございます。

一箱あたりの製品の重量が課税根拠だという。

  • アイコスは一箱15.7グラム
  • グローは一箱9.8グラム
  • プルームテックは2.8グラム

ここから算出されている。

加熱式タバコの一箱は何本か?

加熱式タバコは、
紙巻と違って、
何本と数えられないと
言っているが、
本当だろうか?

アイコスのヒートスティックは、
一箱20本だ。
だから20本だ。
数えられるじゃないか。

グローのネオスティックは、
一箱20本だ。
だから20本だ。
これも数えられるじゃないか。

プルームテックのたばこカプセルは、
一箱5個入り。
カートリッジ一本が同梱。
たばこカプセルとカートリッジをつなげると、
たばこベイパーと彼らが呼ぶ蒸気が
出てくる仕組み。

たばこカプセル一つは50パフできると説明している。

たばこカプセル一つが何本分に相当するかを知るために、
紙巻タバコは、一本何回吸うのかが知りたい。

ブログ記事やサイト記事をググると、
7回という人もいれば、
14回という人もいるし、
10回という人もいる。

カプセル一つが6本分という記載があったり、
一箱が30本分という記載も散見される。

カプセル一つが6本分なら、
50パフを6で割るとほぼ8パフ。

つまり一本8パフ(8回吸う)計算になる。

ただ、想像するに、
JTは一箱20本の想定で作っているんじゃないか?

カプセル5個で20本分。
カプセル当たり4本分。

12パフが1本分。

でも、ゆっくりと長く吸えと指示しているから、
逆にやはり6本分x5=30本分か?

控えめに20本分。
散見される記載を尊重すれば30本分。

これも何とか数えられた。
プルームテックの一箱本数が一番あいまいだ。

タバコ税の税率はどう決まっているのか?

タバコ税の税率は、
1000本当たりの金額
というふうに決まっている。

つまり、価格の何%にするという決め方ではない。

1000本当たりの税金はこれだけ納めなさい。

決まっているのは1000本当たりの金額だけだ。

以下、財務省のサイトから持ってきた。

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(注)

1.  上記は、平成30 年4月現在(かっこ書きは平成30 年10 月1日以降)の税率。なお、たばこ税等の税率(国税・地方税合計)は、平成32 年(2020 年)10 月1日から14,244 円/千本、平成33 年(2021 年)10 月1日から15,244 円/千本となる。

2.  たばこ特別税は平成10 年12 月1日から実施。

3.  葉巻たばこ及びパイプたばこは1gを1本に、刻みたばこ、かみ用及びかぎ用の製造たばこは2gを1本に、それぞれ換算する。

4.  加熱式たばこは、平成30 年10 月1日から「加熱式たばこ」の区分に分類され、平成31 年9月30 日までの間の本数換算は、次のイ~ハ の本数の合計本数による。 
イ その重量(フィルター等を含む。)1gを1本に換算した本数に0.8 を乗じた本数 
ロ その重量(フィルター等を除く。)0.4gを0.5 本に換算した本数に0.2 を乗じた本数 
ハ その小売定価(消費税抜き)の紙巻たばこ1本当たりの平均価格をもって0.5 本に換算した本数に0.2 を乗じた本数

5.  旧3級品の紙巻たばことは、わかば、エコー、しんせい、ゴールデンバット、ウルマ及びバイオレットの6銘柄の紙巻たばこをいう。

図を見ると、紙巻も加熱式も1000本当たりの税額は同じだ。

1000本当たり12,244円。1本当たり12円。

ただ、加熱式の本数の数え方が、
ぼくから言わせると間違っている。

財務省としては、
これまでの葉タバコの重量から本数を割り出す方法を、
うまく発展させたという自負があるだろうが、
よくある詭弁というかレトリックというか
トリックにしか見えない。

(再掲)

4.  加熱式たばこは、平成30 年10 月1日から「加熱式たばこ」の区分に分類され、平成31 年9月30 日までの間の本数換算は、次のイ~ハ の本数の合計本数による。 
イ その重量(フィルター等を含む。)1gを1本に換算した本数に0.8 を乗じた本数 
ロ その重量(フィルター等を除く。)0.4gを0.5 本に換算した本数に0.2 を乗じた本数 
ハ その小売定価(消費税抜き)の紙巻たばこ1本当たりの平均価格をもって0.5 本に換算した本数に0.2 を乗じた本数

こんな奇妙奇天烈な本数の数え方をせずに、
ヒートスティックの本数、
ネオスティックの本数、
を数えればいい。

プルームテックのたばこカプセルだけ、
計算根拠がもめそうだが、
パフの数から逆算して、
1カプセル当たりの本数を計算する方法がいいと思う。

新しいテクノロジーに対して、
一貫当たり何銭みたいな、
いつまでも時代遅れをやっててはいけない。

規制側もどんどん勉強して、
税金をとりっぱぐれないように
しなければならない。

まとめ

紙巻タバコに比べ、
加熱式タバコの税率が低いのは、
本数の数え方がテクノロジーに
追いついていないことが原因だ!

アイコスとグローは、難しくなく、
スティック一本を一本と数えればよい。
だから一箱20本分、
紙巻と同じだけの税金をかけるべき。

プルームテックは、
たばこカプセル1つ50パフから計算して、
一箱20本分もしくは30本分の税金を
かけるべき。

これなら平等だ。