悠長な税率上昇ではたばこ税2兆円はキープできない?

たばこ税は、
歳入の約2%
毎年約2兆円だ。

これが絶妙で、
喫煙率がダダ下がりでも、
販売本数がダダ下がりでも、
上手に2兆円に収めてる。

さすがですな。財務官僚さま。

しかし、今のままで2兆円がキープできるのか
予測してみた。

喫煙率減少、販売本数減少のダメージは、じわじわきてるよ!

今後10年のたばこ税の予測は?

2028年までの販売本数予測は、
時系列データを使ってARIMAという方法で計算すると、
下表の2018から2028年の販売本数という列の値になる。

参考:販売本数がゼロになる日はいつか?

実は、2028年には、販売本数ゼロ本と予想されている。

販売本数予測と、
タバコ税率から、
タバコ税収の予測をしてみた。

2016年のタバコ税収は2.12兆円だった。
下表の水色字は本数×税率で計算している。
計算上も当たらずとも遠からず。

下表の青字は実績もしくは決定事項。

その他の数字は年度を除いて、
推測と計算上の数字。

年度 販売本数(億本) たばこ税(円/千本) たばこ税収(百万円) 2兆円をキープするにはいくら足らないか?(百万円) いくら税金を上げれば2兆円をキープできるか?(円/千本) 税金だけで、さらに一箱いくら値上げすべきか?(円/箱)
2016 1680 ¥12,244 ¥2,056,992      
2017 1455 ¥12,244 ¥1,781,502 -¥218,498 ¥1,502 ¥30
2018 1395 ¥12,744 ¥1,777,973 -¥222,027 ¥1,591 ¥32
2019 1212 ¥13,244 ¥1,605,778 -¥394,222 ¥3,251 ¥65
2020 1066 ¥13,744 ¥1,464,609 -¥535,391 ¥5,024 ¥100
2021 945 ¥14,744 ¥1,393,966 -¥606,034 ¥6,410 ¥128
2022 782 ¥15,244 ¥1,191,832 -¥808,168 ¥10,337 ¥207
2023 647 ¥15,244 ¥985,818 -¥1,014,182 ¥15,683 ¥314
2024 506 ¥15,244 ¥771,038 -¥1,228,962 ¥24,297 ¥486
2025 356 ¥15,244 ¥543,099 -¥1,456,901 ¥40,893 ¥818
2026 218 ¥15,244 ¥332,161 -¥1,667,839 ¥76,543 ¥1,531
2027 73 ¥15,244 ¥111,435 -¥1,888,565 ¥258,349 ¥5,167
2028 -71 ¥15,244 -¥108,343 -¥2,108,343 -¥296,646 -¥5,933

たばこ税2兆円をキープするにはどうすればいいか?

たばこ税が、どうしても2兆円必要なのであれば、
のんびりしていないで、
どんどんたばこ税をあげていかなければいけない。

2020年には、決定事項のさらに+100円の上乗せが必要だ。

2022年には+200円超。

2023年には+300円超。

2024年には+500円弱。

2025年には+800円超。

2026年には+1500円超。

そして最後の、
2027年には+5000円超。

もしどうしても2兆円が必要なのであれば、
こうやってどんどんと税金を上げていかなければならない。

紙巻の販売本数が減っているのだから加熱式から取るべき

加熱式タバコの一箱の本数計算がおかしいのは、
別の記事で指摘した。

加熱式タバコで重量による課税は不平等だ!

一箱本数が20本と計算されていないために、
同じような一箱の価格なのに税金が安い。

加熱式タバコを優遇している場合じゃない。

どんどん課税してどんどんと税金をとらないと、
あっという間にショートしてしまう。

2兆円のタバコ税収をキープできなくなる。

紙巻と平等に課税すべきだ。

たばこ税で2兆円とらなくても2兆円得する方法がある

たばこ税年2兆円を手放しても、
2兆円得する方法がある。

タバコを完全にやめてしまうことだ。

喫煙者にタバコを買わせて、
たばこ税を得ると同時に、
タバコによる損失が生じている。

医療費、介護費が余分にかかる。
火災で損失を出すし、清掃に費用がかかる。
直接喫煙、受動喫煙、火災による入院・死亡によって、労働力の損失がある。

その金額年間4兆円!

2兆円を得て、4兆円を失っている。

結局マイナス2兆円。

こんなバカな話はない。

だったらタバコを手放そう。

そうすれば、2兆円を失わなくて済む。
2兆円得するのだ。

参考:医療経済研究機構の資料「喫煙によるコスト推計」

出典:【保存版】うるさい喫煙援護を黙らせる、日本嫌煙党のあーいえばこういい返せ問答集
5 たばこ税払ってるんだから犠牲者は我慢しろガー

まとめ

紙巻たばこ販売本数激減の現在、
タバコ税収、年2兆円をキープするためには、
悠長な税率アップでは間に合わず、
もっと迅速に税率を上げるべきだ。

加熱式を優遇せずに、
紙巻と同様に課税し、
税収落ち込みを補うべきだ。

実はたばこ税を上げるよりも、
タバコ自体を放棄して、
タバコのない国を作れば、
年間2兆円得する。

たばこ税なんかで、
なんとかしようとしないで、
タバコのない国にするのがおすすめだ。